セミナー説明
セミナー講師
やりがいだけに頼るのではなく、より選ばれる職場づくりとは!?
将来も生き残れる法人づくりのために考えるべき視点で大切なのは、目先のことだけを考えた小手先の対応ではなく、将来を見据えた統一性・継続性のある対応をすることです。今後、介護の需要は20年程度増加し続けることが予想されています。反面、人材を取り巻く環境は20年以上厳しい環境が継続していくということです。国内の全ての産業・分野で人手・人材不足が起こっています。未曾有の危機、未体験の危機にどう立ち向かえばよいのか。このセミナーでは、採用部分だけに目を向けるのではなく、人材確保から人財定着までのプロセスを「離職防止」の観点から考え、職員定着につなげるための一つひとつの具体策を、育成→定着→確保という流れを確立するための仕組みづくりを学んでいただきます。
【セミナー内容】
全産業が未曾有の超人財不足時代…介護業界は需要と供給が追い付かない…人財づくりこそ今できること!
■10:30〜12:30
なぜ?採用が厳しいのか?どうして?定着しないのか?そこには必ず原因がある!!明日からできる職員のやる気UPの方法
講師:大久保 悦次 氏(メンタルトレーナー/人財育成コンサルタント)
(1)全産業が人財争奪戦、人財不足が進行した場合に与える影響
・訪問系サービスは資格要件があるので、同業での争奪戦が厳しさを増す
・施設系サービスでは未経験でも就労可能のため、採用の競合は同業者だけではなく全産業がライバル
・人財不足の進行で起こる負のスパイラル(希望休がとれない、残業が多くなる、夜勤が増える、疲れる…など)
・ストレス感情が増すと今までは気にならなかった事まで気になる(嫌な所ばかりが見え、イライラが募り、人間関係の悪化…結果、退職)
・残された職員はさらに激務に… ほか
(2)最優先経営課題を考える
・現場からは「人が足りない、足りない」と毎日の連呼…確かに人が居ないと現場が回らない。
・経営課題は「採用」と考えがち!本当の経営課題は「定着率を上げ、一人ひとりをしっかりと育成する事」
・この先の最優先すべき経営課題、それは「人財育成と適正な評価」 ほか
(3)「採用を増やす」「離職を減らす」…一番大切なのはどっち?
・「まずは採用」…それは大きな間違い
・「離職を減らす」が大切なワケ
・辞めない環境づくりに必要なこと ほか
(4)退職理由の「本音」と「建て前」…その離職理由は本当なのか?
・「本音」と「建て前」の使い分け…退職者は本当の退職理由を教えてくれない
・退職における本質的な問題を掴むためには
・課題解決を遅らせて離職の連鎖を生み出さない ほか
(5)人が成長しない、定着しない負のスパイラルを回避するために
・経営、管理層が抱える不満や課題、考え方は現場の考え方と全く違う
・ズバリ育成とコミュニケーションに問題が… ほか
■13:30〜15:30
介護現場の問題解決は仕組みづくりにあり!「事件は会議室で起きている!!」仕組みから考える人財育成と定着の方法
講師:知野 吉和 氏(介護人材育成アドバイザー)
(1)介護現場のモチベーション、スキルを分析する「スキルマトリクス」
・今、現場にある問題、課題を整理しよう
・スキルマトリクスでスタッフの現状分析 ほか
(2)人財が定着した事例の紹介
・メンターの採用、ストレスケアの実践事例
・新人育成、内部研修の最適化をすること ほか
(3)新人育成の具体的な方法
・一人前の基準を考えることが新人育成につながる
・マニュアル、伝え方の考え方、教えます ほか
(4)スタッフの「不満」や「不安」を理解しよう
・新人の不安、課題は何か?
・チームワークができるプロセスを理解しよう ほか
(5)面談、面接、会議の仕組みづくり
・面談の内容とすすめ方の基本
・当たり前のようでやっていない会議のPDCA ほか