セミナー説明
セミナー講師
ご利用者の「したい生活」と提供している「サービスの内容」は一致していますか?
その人が持つ力(残存機能)を発揮し、その人らしい生活につなげていく関わり方とは、どのようなものなのでしょうか?
ADLや生活機能の向上を図るのにもっとも重要なのは、多職種それぞれの「アセスメント」になります。
中身のない形式だけの関わり方はご利用者に何の利益ももたらしません。
「買い物に行けない…」「調理ができない…」「トイレにいけない…」などご利用者一人ひとりが生活課題を抱えています。
生活課題の改善には、心身機能・活動・参加の全体像に対してバランスよく評価することが必要です。
多職種が連携しながら多面的に働きかけ、生活課題(機能障害・動作不良から起こるもの)への解決を図ることが介護保険では極めて重要と言えるでしょう。
本セミナーでは「その人自身」「その人の環境」「その人の病気の状態」をみて、一人ひとりに合わせた生活再建に向けた関わり方をともに考え、ともに学びを深める研修になっています。
今回はADLに焦点を当て、「ただ運動・動作練習をする」から、「意味を持った運動・動作練習をする」にしていくための気づきを体験しましょう。
■セミナー内容
【1日目】10:30〜16:00
【1】生活リハビリの考え方
(1)生活リハビリプログラム内容
(2)その人らしい生活の組み立て方
(3)支援の時期と考え方
(4)予後予測に応じた支援
(5)実技・グループワーク ほか
【2】移動の評価とリハビリ・ケアについて
(1)疾患特性に応じた見方と支援方法
(2)背景因子(個人・環境因子)に応じた見方と支援方法
(3)実技・グループワーク ほか
【3】起居の評価とリハビリ・ケアについて
(1)疾患特性に応じた見方と支援方法
(2)背景因子(個人・環境因子)に応じた見方と支援方法
(3)実技・グループワーク ほか
【4】1日目の振り返りと質疑応答
【2日目】10:30〜16:00
【5】排泄の評価とリハビリ・ケアについて
(1)疾患特性に応じた見方と支援方法
(2)背景因子(個人・環境因子)に応じた見方と支援方法
(3)実技・グループワーク ほか
【6】食事の評価とリハビリ・ケアについて
(1)疾患特性に応じた見方と支援方法
(2)背景因子(個人・環境因子)に応じた見方と支援方法
(3)実技・グループワーク ほか
【7】睡眠の評価とリハビリ・ケアについて
(1)疾患特性に応じた見方と支援方法
(2)背景因子(個人・環境因子)に応じた見方と支援方法
(3)実技・グループワーク ほか
【8】2日目の振り返りと質疑応答
■講師紹介
北尾 昌平 氏(きたお しょうへい)
・株式会社ともいきLabo 代表取締役
・理学療法士
・ブレインマネージャー マスター講師
・シナプソロジー インストラクター
熊本県在住。
平成17年に熊本リハビリテーション学院(現:熊本総合医療リハビリテーション学院)を卒業後、国家資格「理学療法士」を取得し、生活期でのリハビリを病院・施設勤務にて経験。
高齢者や障がい者の生活を見続け、「その人らしい生活」ができる支援を、医療・介護保険のリハビリテーションを通して実践。
同時に地域リハビリテーション広域支援センターでの活動経験を活かし、自立支援や共生に向けた地域づくりやまちづくりに携わる。
その他、市町村や医療・介護専門職に向けての講師活動などを行う。
令和3年に株式会社ともいきLaboを設立し代表取締役として、健康支援を通した町づくり、高齢者施設の顧問、全国各地での講演活動を行っている。