セミナー説明
セミナー講師
\「デイで出来るようになる」から「自宅で出来るようになる」ためのアプローチ/
その人の持つ力(残存能力)を発揮し、その人らしい生活につなげていくためには、「その人自身、その人の環境、その人の病気の状態を見て、一人ひとりに合わせた生活再建に向けた関わり方」を実践しなければ効果は出せません。
そのためには、この人の生活動作の予後予測を短期的・長期的に見立てることが大事です。
その見立てを基に、この人の「したい生活」へのアプローチは「回復支援なのか?」「習得支援なのか?」「代償支援なのか?」を、多職種・関係者で共有し支援することが、自立支援につながるのではないでしょうか。
本セミナーでは、生活上の不便を引き起こしている原因を「生活機能(心身機能・活動・参加)」の因果関係から明確にしていく作業を知り、デイで行っている「運動」を「意味を持った運動」にしていくためのアプローチを様々な視点から学びます。
■予定している内容
「疾患」「動作能力」「クセ」「環境」から生活を見る
<1日目>
【1】「生活」と「リハビリ」の考え方
・ご利用者に多い、要介護原因疾患TOP5
1)脳卒中片麻痺 2)四大認知症 3)関節疾患 4)衰弱ほか
・生活行為向上が求められる背景
・それぞれの支援の時期と考え方
・予後予測に応じた支援とその人らしい生活の組み立て方
【2】疾患特性を理解した評価とアプローチ
・生活行為の変化(認知症ほか)
・動作の変化とアプローチ
・環境設定の考え方
・効果を出すための生活行為向上のためのリハビリプログラム
<2日目>
【3】在宅ADL・IADLに焦点を当てた、生活行為向上の実践
・移動場面の評価と「リハビリ」・「ケア」
1)疾患に応じた見方と支援方法 2)背景因子に応じた見方と支援方法 3)実技
・入浴場面の評価と「リハビリ」・「ケア」
1)疾患に応じた見方と支援方法 2)背景因子に応じた見方と支援方法 3)実技
・排泄場面の評価と「リハビリ」・「ケア」
1)疾患に応じた見方と支援方法 2)背景因子に応じた見方と支援方法 3)実技
・食事場面の評価と「リハビリ」・「ケア」
1)疾患に応じた見方と支援方法 2)背景因子に応じた見方と支援方法 3)実技
・[応用編]調理、掃除、買い物場面で考えてみよう
■講師
北尾 昌平 氏(株式会社ともいきLabo 代表取締役/理学療法士)