セミナー説明
セミナー講師
\認知症の方への関わりの中での「なぜ?」「どうして?」が解消される!/
認知症のリハビリやケアを考えるとき、大脳の中で起きている変化をイメージすることで、今まで見えなかった・気づかなかったことに気づき、好ましいリハビリやケアと出会うことができます。
理由がわからず、どう支援したらよいか悩み続ける「後手介護」から、様々な可能性を考え先回りできる「予測介護」のために脳機能の理解を深めましょう。
本セミナーでは、認知症ケアの基本である「人」と「疾患」を理解するところから応用として使える事例を多角的な視点から学ぶことで、日々の認知症の方への関わりの中での「なぜ?」「どうして?」を紐解き解消していく術を身につけていただきます。
■当日予定している内容
<1日目>
認知症の人が見ている世界〜認知症ケア・リハのポイント〜
ケアの経験年数を重ねても、認知症ケアの質が上がるとは限りません。
ケアの質を上げるためには、しっかりと理論を学び、世界観の違いを理解し、関わり方を考える必要があります。
今回の研修は、大切なポイントばかりを凝縮した認知症ケア・リハビリの研修になります。
【1】認知症の人と認知症でない人の「世界観の違い」を知って理解を深める
・認知症の人の世界観をケアの場面から学ぶ
・認知症でない人の世界観を日常生活から学ぶ
・それぞれの世界観の違いを、脳の仕組みから学ぶ
【2】誰もが陥る世の中にあふれている「間違いだらけのケア10選」を紐解く
・認知症の人は、いつも記憶が苦手なのか? 記憶の強化につながるサポート術
・認知症の人は、理解が難しいままなのか? 理解を深めるサポート術
・認知症ケアが難しい本当の理由 認・知・症それそれに隠された意味
【3】「振り回されてはいけないケア」と「振り回されたほうがいいケア」の整理
・不安のサインを逃さない「ミル」チカラとサポート方法の段階付け
・不安のサインを逃さない「キク」チカラとサポート方法の段階付け
・不安のサインを逃さない「ハナス」チカラとサポート方法の段階付け
【4】脳活性化のためのMCIプログラム理論と実践
・MCIと認知症の定義の違いと症状の違いを見極める
・すぐに実践できる!楽しく取り組める効果的なプログラムの体験
・頭の体操を苦手とする人へのアプローチの方法を学ぶ
<2日目>
認知症の人が見ている世界〜認知症・コミュニケーションのポイント〜
認知症の人とのコミュニケーションが難しいのはなぜでしょう。
それは「認識」と「知識」に苦手が出るためです。
私たちが正しいと思って普通にやってきた認知症ケアの中には、認知症の人にとっては好ましくないアプローチが存在します。
認知症の人が起こしやすい不安を安堵や安心へと変えるポイントを学び、明日からの実践につなげましょう。
【1】認知症とのコミュニケーション 話し手側(プレコミュニケーションから会話まで)
・認知症でない人が普通に行っている送信のためのコミュニケーションを学ぶ
・認知症の人への送信のためのコミュニケーションの方法を学ぶ
・送信する内容やポイントの整理と実践
【2】認知症とのコミュニケーション 聞き手側(会話から要約・提案まで)
・認知症でない人が普通に行っている受信のためのコミュニケーションを学ぶ
・認知症の人への受信のためのコミュニケーションの方法を学ぶ
・受信する内容やポイントの整理と実践
【3】運動・レクにおけるコミュニケーション(効果的なリードとサポートの方法)
・運動・レクのミスリード(落とし穴)のポイントを学ぶ
・運動・レクを失敗しないための5つのポイント
・運動・レクのポイントの整理と実践
【4】明日からできること(認知症ケアの充実を図るための職員へのフィードバック術)
・現場で実践するために必要なこと 説明の準備(ベクトル合わせのための知識)
・現場で実践するために必要なこと 体験型ロールプレイの準備(オン・オフアプローチ)
・現場で実践するために必要なこと 対象者イメージの準備(公式と例外の整理)
■講師
川畑 智 氏(株式会社Re学 代表取締役/理学療法士/ブレインマネジャー)