神秘的なテクニックで新人や学生を煙に巻くイリュージョンセラピストが痛い件

特殊で
斬新で
インパクトのある治療をやたら、学生や新人にご披露するセラピストがいる。

その姿はまさに、引田天功ばりのイリュージョンである。

なんとなく、患者の状態は良くなったが、なぜ良くなったのかよく分からない・・・

そして、説明を何度聞いてもよく分からない・・・

こんなセラピストは周りにいないだろうか?

他人は理解できない技術を展開し自分満足度の高いイリュージョンセラピストは組織では非常にややこしい。

なぜならば、他のセラピストと共通言語を持っていないからだ。

共通言語がなければ当然、連携など不可能である。

理学療法士・作業療法士・言語聴覚士は、養成校時代に解剖学、運動学、生理学という共通言語を習っている。

それにも関わらず、臨床に出たとたんにイリュージョン化してくる。

しかし、このイリュージョンセラピストは基礎を大切にする基本に忠実系のセラピストに恐怖を感じている(図)。

(無断転載禁止)

基本に忠実系セラピストはどんどん運動学、解剖学、生理学に関する質問をしてくる。

しかし、イリュージョンセラピストは基礎知識を疎かにしているので全く回答でいない・・・。

こんなセラピストになってはいけない。

基礎知識を疎かにしていることがばれたら、取り返しのつかないほどの信頼を失墜する。

どんなにベテランセラピストになっても基礎知識の学び治しが重要である。

イリュージョンセラピストになってはいけない。

投稿者
高木綾一

株式会社WorkShift 代表取締役
国家資格キャリアコンサルタント
リハビリテーション部門コンサルタント
医療・介護コンサルタント
理学療法士
認定理学療法士(管理・運営)(脳卒中)
呼吸療法認定士
修士(学術/MA)(経営管理学/MBA)
関西医療大学保健医療学部 助教

イラスト提供
福山真樹

理学療法士×イラストレーター
医療・介護等の現場を、医療職種の胸の内まで分かりやすくイラストで伝える。
臨床で勤務する理学療法士だからこそ描ける作品を医療関係者等へ提供し、書籍・学会・福祉機器紹介PV等、様々な場面で用いられている。
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