仕事においては、能力の高い人は、能力の低い人に支えられている。
だから、能力の低い人が多いほうが、能力の高い人にとっては都合がよい。
これは、残酷な話に聞こえるが事実である。
セラピストの分野においても、このことは適応できる。
認知症対応について、能力の低い人が多いから能力の高い人が評価される
動作分析について、能力の低い人が多いからの能力の高い人が評価される
マネジメントについて、能力の低い人が多いから能力の高い人が評価される
呼吸循環器について、能力の低い人が多いから能力の高い人が評価される
地域支援事業について、能力の低い人が多いから能力の高い人が評価される
逆に言うと、能力が低い人が少ない分野で評価される人になることはハードルが高いと言える。
自身の勤め先や社会を見たときに
能力が低い人が多いなぁ、誰も取り組んでいないなぁ、セラピストが取り組むべきだなぁという分野があれば、その分野で「ほんの少し」だけがんばれば、評価は高くなり易い。
職場にいると、能力の低い人に対して「イライラ」することが多い。
しかし、能力が低い人がいることは、市場原理からいうとそこに大きなチャンスが存在しているということである。
競争能力が高い人材が多い業界はレッドオーシャンへまっしぐらである。
では、果たして、セラピスト業界は競争能力の高い人が8割以上を占めているか?
否である。
まだまだ、セラピスト業界にはチャンスがある。
能力の低い人がいる事実を正面から認めて、実直にキャリアデザインに取り組むべきである。