2019年12月17日 長野県にて「これらの時代に必要とされるPT・OT・ST像」の講演をしてまいりました

2019年12月17日に株式会社Work Shift代表取締役 高木綾一は長野県にて地域包括ケアシステムを推進している新生病院様(http://www.newlife.or.jp/)にご招待をいただき、「これらの時代に必要とされるPT・OT・ST像」の講演をしてまいりました。

新生病院様だけでなく近隣の医療機関や介護事業所から100名を超える方にご参加を

いただきました。

研修会では
地域包括ケアシステムは一体なんなのか?
セラピストが生き残るためには何が必要なのか?
地域や組織に貢献するという事はどういうことなのか?
について事例を交えながら解説をさせていただきました。

研修会終了後も、沢山の質問をいただきまいた。

地域包括ケアシステムの中で働く理学療法士・作業療法士・言語聴覚士は多くの悩みを抱えていることを新ためて確認するとともに、キャリアデザインを推進する株式会社Work Shiftの使命は大変多きものであると再確認をいたしました。

理学療法士・作業療法士・言語聴覚士のキャリアデザインが医療・介護のイノベーションを加速させるという信念のもとこれからも突き進んでまいります。

今後も全国各地でセラピスト向けのキャリアデザインを行ってまいりますのでご興味ある方のご参加をお待ちしております。

また、講演依頼もお待ちしておりますので、お気軽にご相談くださいませ。
相談先 https://www.workshift.info/koushiirai/index.html

投稿者
高木綾一

株式会社WorkShift 代表取締役
あずま整形外科リハビリテーションクリニック
国家資格キャリアコンサルタント
リハビリテーション部門コンサルタント
医療・介護コンサルタント
理学療法士
認定理学療法士(管理・運営)(脳卒中)
呼吸療法認定士
修士(学術/MA)(経営管理学/MBA)
関西医療大学保健医療学部 客員准教授

セラピストあるある テクニック信奉者は病理や生活を軽視したリハビリテーションを展開する

セラピスト業界には、ハンズオン技術に長けている人が多い。

手つきが非常に繊細で、見ていても非常に「見栄え」のする治療シーンが展開される。

このようなセラピストは、セラピストからもある種の憧れを持たれることがある。

しかし、残念ながらテクニックだけに傾倒する「テクニック信奉者」がいる。

「テクニック信奉者」は、ハンズオンのテクニックには長けているが、患者の病理、疾患、生活パターンなどに興味を示さないため、結果として、非常に質の低いリハビリテーションを提供することになる(下図)。

痛みや関節可動域の可動域の改善にばかり目が向いて、患者の日常生活動作の改善や病気にあわせた生活指導などを軽視してるセラピストが典型的な事例である。

ベッドの上で瞬間的に痛みや可動域が改善しても、日常生活でのQOLが低下している状況はリハビリテーションが成功しているとは言えない。

理学療法士・作業療法士・言語聴覚士の中には、生理学、病理学、薬理学、手術、生活パターンなどに対して興味を示さない者がいるが、そのような者が真のリハビリテーションを展開することはできない。

患者や利用者の生活や人生を支援する仕事が理学療法士・作業療法士・言語聴覚士である。

ハンズオンテクニックのみでベッド上だけのQOLだけに拘る「テクニック信奉者」はこれからの時代には通用しないセラピストである。

投稿者
高木綾一

株式会社WorkShift 代表取締役
あずま整形外科リハビリテーションクリニック
国家資格キャリアコンサルタント
リハビリテーション部門コンサルタント
医療・介護コンサルタント
理学療法士
認定理学療法士(管理・運営)(脳卒中)
呼吸療法認定士
修士(学術/MA)(経営管理学/MBA)
関西医療大学保健医療学部 客員准教授

イラスト提供
福山真樹

理学療法士×イラストレーター
医療・介護等の現場を、医療職種の胸の内まで分かりやすくイラストで伝える。
臨床で勤務する理学療法士だからこそ描ける作品を医療関係者等へ提供し、書籍・学会・福祉機器紹介PV等、様々な場面で用いられている。
問い合わせ先
ホームページ https://fukunoe.com/
Facebook https://www.facebook.com/Masaki.Fukuyama.PT
メール  big.tree.of.truth@gmail.com
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リハビリテーション部門の介護部門下請け現象は間違っている

最近、全国の事業所でコンサルティングや講演活動をしているとよく見たり、聞いたりする事柄がある。

それは、リハビリテーション部門が介護部門の下請けになっていることである。

簡単に言うと、理学療法士・作業療法士・言語聴覚士などのセラピストが、本業のリハビリテーション業務を全うせずに、介護職の業務に従事していることである。

特に、通所介護、通所リハビリ、老人保健施設、療養型病院でよく見受けられる。

このような介護部門の下請けになっているリハビリテーション部門は、算定するべき報酬や加算が取れていなかったり、作成するべき書類(通所介護計画書やカルテ記録等)がおろそかになっていたり、挙句の果てには利用者に対するリハビリテーションがおろそかになっている。

介護部門の業務を支援することが問題ではなく、他部門の支援により、本来のリハビリテーション業務がおろそかになってることが大問題である。

リハビリテーション部門の介護部の下請け現象の原因は二つである。

1.組織や管理職が必達するべきリハビリテーション業務を明確に明確にできていないため、必達に対する意識が低くなり、その他の業務に力を分散させてしまう

2.セラピスト自身がセラピストとしての仕事に対するプライドや能力が低いため、その組織で生き残っていくために他部門の仕事を支援する

これらの原因を根本的に解決しなければ、リハビリテーション部門が真の意味で自立した組織になることはない。

自らがやるべきことをして、それが達成できたうえで余剰の時間があれば他部門を支援するべきである。

このことを組織・個人ともに取り組まなければ、書類作成不備、質の悪いリハビリテーションが横行する。

投稿者
高木綾一

株式会社WorkShift 代表取締役
あずま整形外科リハビリテーションクリニック
国家資格キャリアコンサルタント
リハビリテーション部門コンサルタント
医療・介護コンサルタント
理学療法士
認定理学療法士(管理・運営)(脳卒中)
呼吸療法認定士
修士(学術/MA)(経営管理学/MBA)
関西医療大学保健医療学部 客員准教授

訪問リハビリテーションの事業戦略の分水嶺

2018年度介護報酬改定でも、訪問リハビリテーション事業所の機能強化が行われた。

医師の利用者に対する関与を高めるために
1)医師の診療を原則必須とする
2)リハマネ加算の算定に医師の詳細な指示が必要となった
3)訪問リハビリ計画書に医師の今後の継続利用に関する意見の記載が必要となった
など制度が導入された。

これらの内容から将来の訪問リハビリテーションの在り方が予測できる。

訪問リハビリテーションは漫然と継続するものではなく、一定のルールに則り利用期間が決定される可能性が高いという予測である。

リハビリテーション分野では既に疾患別リハビリテーションのこの考え方は導入さている。

訪問リハビリテーションにおいて一定期間で終了するルールが適応されるのは、要支援1.2および要介護1.2の軽度者の可能性が高い。

現状では、要介護者の訪問リハビリテーション終了が評価される社会参加支援加算が存在しているが、近い将来、この加算は施設基準の要件となるかもしれない。

しかし、現状、多くの訪問リハビリテーション事業所では卒業に関する取り組みは熱心になされていない。

なぜならば、現行制度では卒業者が出なくてもペナルティーは一切ないからである。

したがって、訪問リハビリテーション事業所には卒業者を出すと言うインセンティブが作用しない。

よって、経営判断としての分水嶺がここで生まれる。

卒業者を出さなければ、稼働率は高いから売上は高くできるという選択

卒業者を出す取り組みをしなければ、卒業が施設基準要件になった場合対応できないから卒業者を出す取り組みを行うという選択

この上記二つの選択が経営者や運営者には委ねられている。

今を考えるか、将来を考えるか?

あなたの事業所はどっちだろうか?

投稿者
高木綾一

株式会社WorkShift 代表取締役
あずま整形外科リハビリテーションクリニック
国家資格キャリアコンサルタント
リハビリテーション部門コンサルタント
医療・介護コンサルタント
理学療法士
認定理学療法士(管理・運営)(脳卒中)
呼吸療法認定士
修士(学術/MA)(経営管理学/MBA)
関西医療大学保健医療学部 客員准教授

客寄せパンダ系リハビリテーション科の未来は暗い

リハビリをしていないと患者からクレームが来るから、理学療法士を採用して、リハビリをしています

リハビリは利益が出るのでリハビリテーション科を立ち上げました

リハビリをしていれば、患者からの印象もいいのでイメージアップの一環でリハビリテーション科があります

などの理由でリハビリテーション科を開設している医療機関や介護事業所は多い。

このような理由で開設されたリハビリテーション科を私はこう呼ぶ。

客寄せパンダ系リハビリテーション科

つまり、増患対策としてリハビリテーションを提供するためだけに開設されたリハビリテーション科であり、組織や地域が抱える課題を解決するために開設されたものではないということだ。

このようなリハビリテーション科の特徴は以下のようなものだ。

算定単位数のノルマが厳しい
医師や看護師と連携は皆無でひたすらハンズオンでリハビリをするだけ
書類業務や雑務はリハビリ助手に任せ、セラピストのマネジメントのへの意識が希薄
特別優秀なセラピストがいるわけではなく、経営者に従属的なセラピストが多い
算定単位数に出来高制などを導入しやたら成果主義を掲げる
セラピストが好き勝手に特殊手技をしている

このようなリハビリテーション科は早晩、崩壊する。

診療報酬改定・介護報酬改定などの環境変化についていけないだけでなく、コンプライアンス違反や倫理的問題などが生じ、組織として維持できなくなり、最終的に不採算部門となり衰退していく。

客寄せパンダ系リハビリテーション科はしょせん売上目的だけの部門である。

売上目的だけのリハビリテーション科にはモチベーションの低いセラピストが充満し、モチベーションが高いセラピストはつぶされる。

では、どうすれば客寄せパンダ系リハビリテーション科から脱却できるのか?

それは、組織や地域の課題を解決し、組織や地域から信頼できる部門になることである。

そうすることで、組織貢献や地域貢献のための必要なリハビリテーション科になっていくことができる。

皆さんのリハビリテーション科は
客寄せパンダ系リハビリテーション科ですか?
組織貢献系リハビリテーション科ですか?

 

投稿者
高木綾一

株式会社WorkShift 代表取締役
あずま整形外科リハビリテーションクリニック
国家資格キャリアコンサルタント
リハビリテーション部門コンサルタント
医療・介護コンサルタント
理学療法士
認定理学療法士(管理・運営)(脳卒中)
呼吸療法認定士
修士(学術/MA)(経営管理学/MBA)
関西医療大学保健医療学部 客員准教授