診療・介護報酬改定から数ヶ月経つと現場の盛り上がりは急激に低下する 

2015年4月に介護報酬改定が行われ、3月、4月、5月において、多くの介護事業所では、様々な議論が社内で行われたのではないだろうか。

特に、介護報酬改定は直接的に収益に影響するため、経営者、院長、事務長、部長クラスは多いに盛り上がり、様々な指示・命令を現場に下したのではないだろうか?

それを受けて、現場も多くの業務変更や書類変更に追われ、新しい加算取得や体制の構築に向けて一生懸命に取り組んでいるのではないだろうか?

しかし、どの事業所でも6月ぐらいから、社内の雰囲気がおかしくなる
当初は、一緒に取り組んでくれていた事務長や上司が「すーーーっと」と業務から消えていく
「権限委譲」「考えられる現場」などのスローガンを振りかざし、業務から遠ざかっていく

6月ぐらいになると実務的な対応が多くなり、現場の業務体制やプロセス作りが忙しくなる
そんな時こそ、現場はともに、悩み、考えてくれる上司を求めている
しかし、実務的なことになると非協力的な経営者や上司は多い

そして、秋ぐらいになると、「○○加算はとれているのか?」と突然、質問をしてくる
その加算が取得できていなければ、「ばかもん!なぜもっと早く相談をしてくれないのか!!」と叱責される。

経営環境が激変する時、経営者や上司は焦り出し急に様々な行動を行う
しかし、環境変化に対して自分が適応できないと悟った時、それを他人に丸投げして、推移を見守る

みなさんの事業所はどうだろうか?
そして、自分自身はどうだろうか?
他人に丸投げしているなら、いち早く、従業員に声をかけて、「出来ることはないか?」と従業員に寄り添っていただきたい

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リハビリテーション部門コンサルタント
医療・介護経営コンサルタント
ワークシフトプロデューサー
高木綾一
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