医療機関・介護事業所あるある!人材が足りている時と不足している時で対応が変わる経営者はヤバいから気をつけろ!

医療機関・介護事業所の最も重要な経営資源は「ヒト」であることは間違いない。

医療・介護分野は労働集約型産業であるため、人材の確保と育成は事業そのものの命運を決める。

「ヒト」が大切な医療・介護分野にもかかわらず人材が足りている時と不足している時で対応が変わる経営者には本当によく出会う(下図)。

人が足りている時は、売り上げ至上主義となり現場スタッフに多くの負担を与え、スタッフをロボットのように扱う。

しかし、人材が足りなくなると、現場スタッフにすり寄り、胡麻をする発言が増えてくる。


図 一貫性のなく態度が豹変する経営者

このような経営者は、「ヒト」に対する考え方に一貫性がないと言える。

一貫性は経営者の求心力を保つために必要な要素であるため、一貫性のない経営者は現場スタッフから敬遠され、さらには従業員満足度の低下につながる。

従業員満足度の低下は、現場における生産性の低下や従業員の離職に直結する。

なぜ、このように一貫性のない言動を経営者は取ってしまうのだろうか。

それは、医療・介護事業の人材育成に対する理念が欠如していることが挙げられる。

医療・介護事業で人材育成に関して経営理念が欠如しているのは、医療・介護事業そのものにも理念が欠如していると言っても過言ではない。

医療・介護事業をしている理由が、非常に短絡的で、打算的な可能性がある。

経営者が一貫性の言動をとった場合、その医療機関や介護事業所の未来は決して明るいとは言えない。

このような経営者に出会ったときは「見切りをつけて退職の準備を進める」が現実的だと言える。

世の中に働くところは山とあるのだから・・・

投稿者
高木綾一

株式会社WorkShift 代表取締役
国家資格キャリアコンサルタント
リハビリテーション部門コンサルタント
医療・介護コンサルタント
理学療法士
認定理学療法士(管理・運営)
呼吸療法認定士
修士(学術/MA)(経営管理学/MBA)
関西医療大学保健医療学部 客員准教授

イラスト提供
福山真樹

理学療法士×イラストレーター
医療・介護等の現場を、医療職種の胸の内まで分かりやすくイラストで伝える。
臨床で勤務する理学療法士だからこそ描ける作品を医療関係者等へ提供し、書籍・学会・福祉機器紹介PV等、様々な場面で用いられている。
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