今の職場で認められるためには、会社や部門より求められる以上の仕事をする必要がある。
求められている仕事は、お給料をもらうためにしなければならない最低限の義務である。
求められている以上の仕事をして初めて、「仕事ができる人」として認識される。
新しいプロジェクトや組織改革について、率先して理解し、協力する姿勢を持っていれば自ずと、仕事の内容が「最低限の仕事」から「最高点を目指す仕事」に変化していくだろう。
経営環境が厳しい今の医療・介護業界では、有能な人材はすぐに目立つ。
有能な人材と認知されれば、あなたが想像している以上に付加価値の高い仕事が舞い込んでくる。
付加価値の高い仕事は、新しい経験や知識を学ぶチャンスでもあり、かつ、処遇も向上する可能性が高い。
介護報酬改定・診療報酬改定により、介護事業所や医療機関では短いスパンで様々なとプロジェクトや新規事業が行われる。
そのような新しい取り組みに対して、傍観者のような態度しかとれない人材は、職場で認められる人材には、決してならない。
傍観者への評価は厳しい。
傍観者は新しいプロジェクトや新規事業に対して行動を起こさずに、批判ばかりを繰り返す「社内評論家」と認識される。
また、傍観者は、自ら建設的な意見をもっておらず、ただ単純に、仕事環境の変化を嫌がっているだけの、「保身者」として認識される。
環境変化の激しい時代の医療・介護経営において、「評論家」と「保身者」は最も評価されない人材である。
今の時代に働く医師・看護師・理学療法士・作業療法士などの医療従事者にとって、求められる以上の仕事をすることは、キャリア・ハイの必須項目である。