セラピストとして働きだすと、どんどん世界は狭くなっていく

理学療法士・作業療法士・言語聴覚士として働きだすと、当初は「新しい知識」や「新しい経験」が得られることにより「世界が広がっていく」感じがする。

しかし、5年、10年もセラピストをしていくと世界は広がるどころか、逆に狭くなってくる。

なぜか?

付き合う人が固定化されること
行動する範囲も限定されてくること
リスクを取る勇気が減少していくこと
などにより、日々、同じような世界をみることになる。

同じような世界に身を置いていることにより、生じる恐ろしい副作用は「物事への視野が狭くなる」ことである。

視野が狭くなれば、様々なアイデアや意見を出すことができなくなり、その結果、様々なトラブルに巻き込まれる可能性が高い。

また、トラブルに巻き込まれたくないから、同じ価値観を持つ人とだけの人間関係を大切にする。

同じ価値観を持つ人とだけの付き合いに固執すると自分が人間社会においてどのような人間であるか、自分自身が何者なのかを見失ってしまうことになる。

自分のいる世界より、自分がいない世界の方が圧倒的に広い。

自分の知らない世界では、様々な価値観や意見がある。

その中には、自分の人生や仕事の問題を解決することが出来る「種」が沢山ある。

それでは、どのようにしたら「世界を広げる」ことができるか?

それは、今の会社、組織、肩書とは全く無縁の世界に身を置いてみることである。

そうすれば、自分の真の実力や視野の広さを即座に感じることが出来るだろう。

特に30代になれば、どんどん「世界を広げる」ことにチャレンジするべきである。

もし、40代で「世界を広げる」ことなく、生きていればその後の人生はどんどんピンチになる可能性が高い・・・。

あなたは世界を広げていますか?