40歳近くになってくると自身のアイデンティティが確立し、仕事において自分の夢や希望を実現する働き方を希望するようになる。
40歳前後というのは仕事の経験や人脈も蓄積し、独立することも可能となる年齢である。
全ての行動に責任を持ち、仕事や人生を自分自身の判断でハンドリングしていく働き方は、環境変化が激しいこれからの時代にふさわしい選択でもある。
独立にはリスクもあるが、相当な魅力があることも確かである。
独立をするために必要な要件は、先述したようにアイデンティティの確立、経験や人脈の蓄積であるが、もう一つ大切なものがある。
それは、会社の看板を外れた時の自分のブランド力である。
自分のブランド力を確認する方法は次のような方法がある。
専門学校から学生への講義依頼
行政からの介護予防に関する講演依頼
上司や上席者から依頼された対外的な仕事
などの自分に対して依頼されたものが、自分と言う個人に来たものなのか?それとも会社という看板に対するものなのかを判断する方法である。
もし、会社と言う看板に来たのではなく、自分という個人に依頼されたのもであればブランド力は着実に高まっていると言えるだろう。
多くの人は会社のブランドにぶらさった状態で仕事をしている。
しかし、社会環境が不安定な時代においては、会社のブランドに依存するのではなく、個人のブランドを高めておくことが労働市場を勝ち抜く上では重要である。
独立をするタイミングは、個人のブランド力が高まっていることを実感できるタイミングであると言えるだろう。
独立を考えている人は、今一度、自分のブランド力を確認することをお勧めする。