職場の意向や指針とは全く異なることを、根回しもなく、突然、言ってしまい全員から総スカンを喰らう人がいる。
職場の意向や指針とは違うことを言うことは、悪いことではない。
適切なタイミングで、適切な場所で、建設的な意見を言うことができれば、総スカンを食らうことはない。
しかし、空気を読めない人は、不適切なタイミングで、不適切な場所で、不適切な意見を言ってしまう。
日本の職場では、空気を読むことが美徳されている。
筆者は、空気を読むを、「その場の雰囲気から状況を予測し、自分がするべきことやしないこと、あるいは相手に求めることや求めないことを決定していく思考過程」と定義している。
この能力は重要である。
職場のミッション遂行を支えるために、従業員は存在する。
よって、従業員の空気を読む力というのは、重要な経営資源である。
しかし、空気を読む力に長けた職員がばかりが増えるのは、実はよくない。
空気を読む力は、組織の具体的な報告性が示されている時には大きな力を発揮するが、経営状態が悪化した時や、組織の方針が揺らいでいるときには、状況を打開する力を持たない。
このような時には、空気を創る人材が必要である。
自分の意見や考えを周囲に伝えたり、明るい挨拶や素晴らしい接遇をしたり、前向きな発言をすることで、新たな空気を創ることができる。
特に、経営状態が低迷している、組織改革が必要な状況、大きな課題が山積している状況の職場では、空気を読む人より空気を創る人材が求められる。
空気を読めない人は三流
空気を読む人は二流
空気を創る人が一流
あなたはどの人材であるか?