「金の切れ目が縁の切れ目」
金があるうちは、ちやほやされたり慕われたりするが、金が尽きれば掌を返すように冷たくなり、関係が切れることをいう。
日本では、この言葉は「お金だけで結ばれた関係は希薄であるから、そういった関係はできるだけ避けるべきである」という意味で使われる。
「お金は悪いものである」という考え方が日本には蔓延っている。
しかし、実社会では「お金の動きから縁が始まる」ことが多く、「縁」を作る方法として「お金を動かす」ということは有効な方法である。
ビジネスの世界では、市場に貢献度の高い商品やサービスをリリースして、実際にお金を動かすことができなければ、その企業やビジネスパーソンは死んでしまう。
お金を動かすことができなければ、誰も協力してくれないのがビジネスの世界である。
当然、縁を結ぶためには「信頼」が重要である。
信頼がない人物との縁は続かないし、リスクが高い。
しかし、その信頼はお金を動かしていくプロセスの中で醸成されていく。
特に、最近知り合った人に、いきなり信頼を求めるのは難しい。
しかし、実際にお金が動くという事柄を通じて、「信頼」を確認することができる。
お金が動く事柄において信頼できる人物は、「本当に信頼できる人物」とも考えることができる。
お金が動く事柄とは
お金を支払いサービスを受注する
共同出資して事業を行う
事業を通じて得た収入を分け合う
仕事を紹介しあう
などである。
起業家やビジネスパーソンは、「お金を動かす」ことができなければ死に体である。
「お金を動かす」ためには、信頼できるパートナーや仲間が必要である。
「お金を動かしていく」だからこそ、信頼できる仲間も現れる。
信頼できるビジネスパートナーや仲間は人生の資産である。
だからこそ、パートナーや仲間づくりは手をついてはいけない。