キラーコンテンツを持たないセラピストは過剰供給時代に飲み込まれていく

療法士過剰供給時代が到来することは明白である。

本ブログでも、療法士過剰供給時代に対する心構えやセルフマーケティングについて幾度か述べてきた。

今回は、キラーコンテンツの重要性について述べたい。

キラーコンテンツとは
「圧倒的な魅力を持った情報・サービス・製品」
を示す。

理学療法士・作業療法士・言語聴覚士はそれぞれ理学療法・作業療法・言語聴覚療法という技術をもつ専門職である。

しかし、養成校を卒業し、数年間臨床を経験しただけでは専門性は身につかない。

確かに、数年間臨床経験を積めば、難易度の低いリハビリテーションの評価や運動療法、治療などは展開できるが、医学に難しい症例への治療やチーム医療や地域連携等のリハビリテーションに関する支援を展開する技術の取得は容易ではない。

養成校教育や卒後教育において、専門性への教育支援が圧倒的に不足しているため、専門性の高いセラピストの育成は遅れている。

しかし、社会情勢は刻々と変化しており、リハビリテーションに求められる専門性は多様化を極めている。

リハビリテーションの専門性の多様化は進んでいるものの、セラピストの専門性を向上させる取り組みは乏しいの現状である。

だが、視点を変えれば、今の社会情勢において、尖がった専門性を持つことさえできれば、労働市場においてセラピストとして注目がされやすい状況であるともいえる。

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そして、その専門性が、社会や組織に貢献するものであればあるほど、キラーコンテンツとして存在することができる。

キラーコンテンツはセラピストとしての価値を高め、セルフマーケティングやセルフブランディングを行う上で大きな力となる。

基本的技術のみに終始する自己研鑽からキラーコンテンツの開発への自己研鑽へのシフトが療法士過剰供給時代において重要な要素となる。

皆さんはキラーコンテンツを開発するための自己研鑽はできているだろうか?

まずは、現状の自己研鑽がどのような目的で行っているかについての棚卸を行う必要がある。