自分のやりたいことが見つからない
将来の見通しがつかない
何をすればよいのかわからない
このようなことで悩んでいる理学療法士・作業療法士・言語聴覚士は多い。
特に、近年はリハビリテーション職の有効求人倍率や給与水準の低下などが進んでいることから、リハビリテーション職に対する魅力が低下している人も少なくない。
では、「自分のやりたいことが見つかる」ことや「見通しが明るい」などの状況はどのようにすれば作れるだろうか?
それには、出来る(能力)→興味がある(関心)→やりたい(価値観)というステージを循環させることが大切である。
人間は出来ることにしか興味が出ない。
興味があることがいつしか自分の人生の大切な価値観に変わる。
例えば キャッチボールが出来るようになった→野球に興味を持った→野球と言うスポーツが自分の生活の一部になった ということは多くの野球少年が経験しているだろう。
脳卒中患者への臨床を生きがいにしているセラピストであれば、次のような経験をしている。
脳卒中患者のリハビリテーションがうまくできた→脳卒中に興味が沸いた→脳卒中の臨床が自分自身のアイデンティの一部になる
つまり、出来ないことは価値観にはならないし、価値観にないものは人生や仕事の目標にはならない。
したがって、出来ることを一つでも増やすことが、キャリアの選択肢を増やすことに繋がるのだ。 自分のやりたいことが見つからない・将来の見通しがつかない・何をすればよいのかわからないと言っている人は、「出来ることが一つもない」と言っていると同じである。
目の前の課題、目の前の臨床に出来ることのヒントは沢山転がっている。
目の前のことを一生懸命できない人は、永遠にしたいことはみつからないと言っても過言ではない。
まずは、出来ることを増やす。
これが、キャリア開発には重要である。
株式会社WorkShift 代表取締役
あずま整形外科リハビリテーションクリニック
茂澤メディカルクリニック
たでいけ至福の園
国家資格キャリアコンサルタント
リハビリテーション部門コンサルタント
医療・介護コンサルタント
理学療法士
認定理学療法士(管理・運営)(脳卒中)
呼吸療法認定士
修士(学術/MA)(経営管理学/MBA)
関西医療大学 客員准教授