理学療法士 作業療法士の過剰供給問題が生み出すもの

理学療法士と作業療法士の有効求人倍率が0.5となり、
理学療法士、作業療法士の就職口が見つからない・・・・・
養成校卒業後に就職できない人や異業種に転職する人も増加・・・

そんな未来が2025年以降に現実化するかもしれない

そもそも、療法士過剰問題は良くないことなのか?良いことなのか?

いつの時代も転換期には、不都合な状況に見舞われる集団が存在する

産業革命の時代には、職人達は機械化により職を失った
アメリカのIT革命の時代には、自動車産業は大不況となった

将来、起こる可能性の高い療法士の過剰供給は、
政府が一時代の社会課題を解決するために導入した施策の結果である
そして、過剰供給の背景には、
巨大な市場に甘えていた療法士や養成校、医療機関の存在を忘れてはならない
巨大な市場に支えられている間に、将来の飯の種を作り上げる必要がある
今の時期だからこそ、飯の種の確立に挑戦できる

療法士の過剰供給が顕在化すると、市場原理が必ず作用する
市場原理が動き出す時、療法士業界のパラダイムシフトが起こる
現に、このブログを書いている2015年においても療法士の仕事の表現が多様化している

専門特化した臨床家、研究者、介護保険分野の起業家、コンサルタント、セミナー講師、モノづくり家、組織マネージャー、自費サービスを行う者、海外で働く者・・・・。

2025年には療法士業界に強烈なパラダイムシフトが生じる可能性は極めて高い
その時代の社会改革に必要なパラダイムシフトが起きる
療法士の過剰供給は
行動を起こさない人にとっては良くないことになる
行動を起こした人にとっては、待ち望んでいた未来である

療法士過剰供給は療法士業界を奈落の底に落とすか?
それとも、社会的ステージを上げるか?
今からの10年間が正念場だ