理学療法士・作業療法士・言語聴覚士・介護士・看護師にも作品がある

給料が安い
待遇が悪い
将来が不安だ
上司が悪い
仕事が多い

医療・介護業界でよく聞く愚痴である。

しかし、愚痴は愚痴である。

それ以上の意味もなければ、なんの解決への推進力を持たない。

愚痴を言う暇があれば、自分の作品を作るほうがよっぽど健全だ。

こんなことを言うと、理学療法士・作業療法士・言語聴覚士・看護師・薬剤師・介護士などの医療・介護従事者にどんな作品が作れるのだ?と声が聞こえてくる

医療・介護従事者にとって、最高のセルフマーケティングであり、最良のブランディングは「自分自身によって成し遂げた仕事の成果」である。

すなわち、「この仕事は自分の作品です」というものをどれぐらい積み重ねていくことができるか?がセルフマーケティングやブランディングでは重要となる。

私が提案したポジショニングでこの患者の褥瘡は改善しました
私のトランスファーを用いればこの利用者は個浴に入れます
私は脳卒中の早期離床に関する新しい知見を論文にしました
私は多くの優秀や人材の獲得と教育を行い部門を拡大してきました
私は日々の臨床での工夫を常に整理し、インターネットを通じて発信しています
私は栄養状態が悪い患者を早期に抽出し、他職種と連携をしています
私は自分の考えを広げるために専門誌へ定期的に投稿しています

これらのことは、本人の努力なくしては成し遂げられない事柄ばかりである。

まさに、努力の賜物であり、作品である。

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作品のメリットは、その作品の作者が周囲に認知されやすいことである。

作品の力 イコール 本人の力 と組織や周囲から認識される。

このような作品がない人たちが、冒頭で述べているような愚痴を言っていてもなんの説得力もない。

むしろ、「私には作品はありませんが、周りで生じる事柄に関しては不満です」というマイナスなイメージしか周囲には与えないだろう。

英語で作品は Work
英語で仕事は Work

今こそ、Work Shift が必要である。