自分と向き合うことで「なりたい自分」は描くことができる

「なりたい自分」を描くことは、キャリア・デザインにおいて重要である。

しかし、多くの人にとって、「なりたい自分」を描くことは非常に難しいことである。

「なりたい自分」を描くためには、「なりたい自分」を描くことができる状況にならなければならない。

多くの人は、その状況になることができないため、「なりたい自分」を描くことができないのである。

では、その状況とはどのようなものなのか?

それは自分に向き合っている時である。

具体的には
自分で自分のことが嫌になっている時
悔しくてたまらない時
自分の未来が不安で仕方ない時
などである。

このような状態になければ、「なりたい自分」を描くことは難しい。

現実から目を背ける
自分の外にしか不満を向けない
周囲の状況に鈍感になっている このような状態では、自分に向き合うことは難しい。 ®‘ÌŽt—« 自分に納得できない
自分で自分を否定する
自分の現状に心底、不安を感じる

こういったことに真剣に向き合ったときに、自分自身の未来を変えていくエネルギーが生まれてくる。

理学療法士・作業療法士・言語聴覚士は医療機関や介護事業所に勤めており、自身の未来を勤め先に委ねている感覚を持っている人が多い。

また、国家資格を付与されているため、雇用が政府に保障されていると勘違いしている人も多い。

したがって、このような状況にある理学療法士・作業療法士・言語聴覚士にとって、「なりたい自分」を描くことは難しい。

いつまでたっても、自分の未来が描けない、行動が起こせないことは現象であり原因ではない。

原因は、自分自身に向き合っていないことである。

 

執筆者
高木綾一 セミナー講師 株式会社WorkShift 代表取締役
国家資格キャリアコンサルタント
リハビリテーション部門コンサルタント
医療・介護コンサルタント
理学療法士
認定理学療法士(管理・運営)
呼吸療法認定士
修士(学術)(経営管理学)
関西医療大学保健医療学部 客員准教授