良いものが売れるのではなく、売れたものが良いものであるを理解できないセラピストはキャリアップ地獄に陥る

理学療法士・作業療法士・言語聴覚士がキャリアップを行う環境は、ひと昔前と比較すると遥かに充実している。

セラピスト向けの大学院
各協会や団体が行っている認定資格
様々な技術が学べるセミナー
など、キャリアップを図るための環境は非常に充実している。

そのため、「非常に熱心に知識や技術の研鑽をしているセラピスト」が増えている。

話せば知識は多いし、提供できる治療手技も多い。

しかし、非常に熱心なセラピストが世の中から支持されないという現実がある。

知識が豊富で
技術も長けて
自己研鑽に非情に熱心でも
市場から評価されない。

なぜか?

それは、「いくら商品が良くても売れるとは限らない」というマーケティングの常識で説明が出来る。

いくら良い商品であっても、きちんと売る努力をしないと売れないということを多くのセラピストは知らない。

売るための工夫のないセラピストが社会で評価されることはまずない。

売るための工夫とは
顧客ターゲットの選定
値決め
広告宣伝
売買の場所
などを整合性を保ちながらきめ細かく決定していくことだ。

若者を対象に安い牛丼を売りたい場合、若者の少ない地域での出店やおしゃれな雰囲気の店はうまくいかないだろう。

要するに、セラピストが売りたい知識や技術があったとしても、ターゲットとする人がそれを購入できるような仕組みをつくらなければならい。

これだけ知識があるのに売れないのはなぜだ?
これだけ技術あるのに誰も評価しないのはなぜだ?
と不満を言っているセラピストがいるがこれは勘違いも甚だしい。

いいモノを提供するのは当たり前である。

重要なのは、その「いいモノ」を評価してくれる段階まで顧客を誘導することだ。

理学療法・作業療法・言語聴覚療法がうまくできることと、マーケティングがうまくできることは全くの別物である。

これからの時代は、マーケティングの実践が成功の分水嶺である。

良いものが売れるのではなく!

売れたものが良いものである!

だから、売れる方法を学ぶ。