出羽の守(でわのかみ)とは
以前の職場では・・・・
〇〇病院では・・・
〇〇治療では・・・
というように、自分が知っている別の世界の価値観や物事を一般的な標準として唱える人である。
知識があり、物事を知っているように感じさせるが、ただ単に外部にある情報を披露しているだけあり、物事の本質は捉えていない。
本人が自分の意見や問題の分析を交えて語っているならまだしも、単に外部の情報を伝えるだけでは、何の解決にもならない。
出羽の守(でわのかみ)とは
以前の職場では・・・・
〇〇病院では・・・
〇〇治療では・・・
というように、自分が知っている別の世界の価値観や物事を一般的な標準として唱える人である。
知識があり、物事を知っているように感じさせるが、ただ単に外部にある情報を披露しているだけあり、物事の本質は捉えていない。
本人が自分の意見や問題の分析を交えて語っているならまだしも、単に外部の情報を伝えるだけでは、何の解決にもならない。
「ヒューマンスキル」とは他者との良好な人間関係を構築・維持するために必要な能力や技術であり、業種・職種に関係なく、誰でも仕事を遂行する上で求められる普遍的なスキルである。
特にPT・OT・STは多職種連携や自分より年齢が高い患者、家族と接することが多いことから、ヒューマンスキルの欠落は、仕事をする上での致命傷になる可能性が高い。
ヒューマンスキルは以下の5つに類型される。
1.ビジネスマナー
あいさつ、態度、身だしなみ、言葉づかいなどを時と場所に合わせて行うことができる能力
2.ロジカルシンキング
物事を筋道立てて、論理的に考え、わかりやすく物事を伝える能力
3.自己管理能力
感情をコントロール、タイムマネジメント、セルフケアマネジメントなど自身で物事を管理する能力
4.コミュニケーション能力
信頼関係を築くことができるコミュニケーションを展開する能力
5.キャリアプランニング
自分の人生や仕事を自分自身の力により能動的に変化させていく能力 PT・OT・STの教育では臨床技術に関する内容が大勢を占めているが、実際の医療・介護の現場では、上記したヒューマンスキルの欠落により業務上の支障が出ることの方が多い。
医療機関や介護事業所の先輩職員でさえヒューマンスキルが欠落しているため、新人や新入職者が正しいヒューマンスキルを学ぶことが困難である。
したがって、今の時代に生きるPT・OT・STは自ら能動的にヒューマンスキルについて学ぶ必要があるといえる。
ヒューマンスキルが学べるセミナーや資格取得により、基礎的な知識や経験を磨き、現場で積極的にヒューマンスキルを試していく人材がこれからの時代では、活躍していく可能性は高い。
株式会社WorkShift 代表取締役
茂澤メディカルクリニック
たでいけ至福の園
国家資格キャリアコンサルタント
リハビリテーション部門コンサルタント
医療・介護コンサルタント
理学療法士
認定理学療法士(管理・運営)
呼吸療法認定士
修士(学術/MA)(経営管理学/MBA)
関西医療大学 客員准教授
起業家と企業家の違いはどこにあるのだろうか?
理学療法士・作業療法士・言語聴覚士の独立志望者が増えている。
しかし、起業することは難しくない。
税務署に行って、個人事業主の登録をするだけで起業家になれる。
しかし、起業家にはなれても企業家になれる人は少ない。
ピーター・ドラッガーは、企業家になることの難しさをトーマス・エジソンの事例を挙げて説明している。
トーマス・エジソンは優れた発明家であり、自身が発明した成果物を活用して経営者になることを目標にしていた。
しかしながら、彼の創立した企業すべてにおいて経営は失敗し、最終的に経営から手を引くことになった。
多くのハイテク企業も同じような経過をたどっていると解説されている。
このような企業は社会においてイノベーションを担うことはできず、ある商品やサービスを発明したに過ぎないと言える。
つまり、真の企業家は、製品や商品の発明にとどまらず、社会のイノベーションを実現しなければならないと言える。
ピーター・ドラッガーは、そのイノベーションを実現するためには「異なる知識と技術をもつ複数の人間を組織化するためのノウハウ」である「経営管理」が必要と述べている。
また、企業家として成功するためには、アイデアのひらめきを待っているだけでは不可能であり、企業家たるものは、主体的に行動しなければならないと述べている。
また、企業家は次のようなイノベーションの機会を利用していると述べている。
これらを活用しイノベーションを起こせる者が真の企業家になれると考えられる。
しかし、残念ながら理学療法士・作業療法士・言語聴覚士は「経営管理」を学んでもいないし、実践した経験も少ない。
そのため、起業家になれても企業家になることは難しいと言える。
理学療法士・作業療法士・言語聴覚士の知識や経験を起業を通じて真に社会に貢献させるためには、起業家ではなく企業家を目指す必要がある。
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理学療法士・作業療法士・言語聴覚士が起業する事例が増えているが、起業すれば全員が「企業家」になれるのだろうか?
そもそも「企業家」とは何か?
ピーター・ドラッカー曰く、「企業家」とは、「真の企業家は経営管理のという技術を用いて社会のイノベーションを実現する者」である。
ハンバーガーショップの起業家の事例を用いて説明する。
結論から言えば、ハンバーガーショップを起業する者は企業家とは言えない。
ハンバーガーショップを起業することで、当事者は食事を提供するというサービスは行っているが、これだけでは、企業家と呼ぶことはできない。
しかし、同じハンバーガーショップでもマクドナルドは企業家と呼ぶにふさわしい。
マクドナルドでは、顧客の満足を満たすための商品を決定し、その商品を安定的に生産するための生産工程を確立させている。
生産から顧客への販売のプロセスにおいては、サービスの早さ、清潔性、接遇などに配慮している。
また、それらを実現するための、人材育成や給与体系を整備している。
このような総合的な取り組みを行うことで、利益の最大化を実現している。
マクドナルドは画期的な商品やサービスを発明しているわけでないが、利益を最大化するための経営管理と言う技術を有している。
したがって、ハンバーガーショップを開設するだけでは、企業家の要件を満たすことはできない。
経営管理という技術を軸にした事業を展開することが企業家の条件だからである。
理学療法士・作業療法士・言語聴覚士が起業しても、果たして「企業家」になれるだろうか?
通所介護
訪問看護
ネットショップ
予防事業
自費リハビリ
コンサルタント
などは誰でも起業できる。
起業家になれても企業家になれる人は一握りである。
起業家なら、企業家になれる努力を怠ってはならない。
株式会社WorkShift 代表取締役
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筆者はクライアントより「部下のリーダーシップが乏しい」「管理職が現場スタッフを引っ張っていくことができない」というリーダーシップに関する相談を受けることが多い。
リーダーシップに関する理論は様々な報告がなされている。
リーダーシップは性格的素因の影響を受ける。
リーダーシップの影響を与える相手によってリーダーシップの内容は異なる。
現場のスタッフを支える貢献型のリーダーシップが効果的である。
など様々なリーダーシップ理論が存在している。
その中でも、今回は信頼蓄積理論を紹介したい。
信頼蓄積理論とはエリック・ホランダーが提唱したもので「リーダーシップとは生まれ持った資質ではなく、日常的な信頼の蓄積により決まる」という理論である。
つまり、リーダーが過去、どんな言動をしてきたのかという過去の信頼の蓄積がリーダーシップに影響を与えるということである。
信頼されているリーダーだからこそ、部下はリーダーに従って、モチベーションを高く保ち、行動することができるが、信頼されていなければ、部下はリーダーに魅力を感じることはなく、リーダーに貢献する意欲が低下する。
実は、常日頃から上司は部下から「この人は信頼できるかどうか?」と評価を受けており、部下の評価が高ければ信頼度が高まり、上司は部下にリーダーシップを発揮することができるのである。
上司が部下より信頼を得るためには
嘘をつかない
発言と行動が一致している
感情的ではない
誠実に物事に取り組む
一貫性がある
約束を守る
という人間として当たり前のことができるかどうかである。
リーダーシップに悩んでいる管理職の方
部下が自分の指示に従わないことに悩んでいる方
職員が何かと非協力的で困っている方
は一度、ご自身の信頼性について考えてみることが大切である。
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