2019年10月1日以降における当社セミナー料金は据え置き価格といたします

2019年10月1日より消費税が8%から10%となります。

当社が主催してるセミナーに関する参加費は従来と同じ消費税8%として、残り2%は当社負担といたします。

つまり、セミナー料金は一切値上げせずに対応をいたします。

値段を上げずに質の高いセミナーがご提供できるよう尽力をいたします。

今後とも株式会社Work Shift、在宅リハビリテーション・ケアスクール、Brand Management Service をよろしくお願いします。

株式会社Work Shift
代表取締役 高木綾一

学生に厳しく、同僚にモノを言えない理学療法士の闇

2018年6月29日 産経新聞に「実習中の理学療法士実習生の自殺」に対する実習先クリニックと養成校の責任を認める大阪地裁の判決の記事が掲載された(下図)。

実習中に受けたスーパーバイザーからのパワーハラスメントにより実習生が自殺をした原因が実習先クリニックと養成校にあるとの事実認定がなされた。

この判決は、理学療法士業界にとって由々しき問題であり、理学療法士自らの自浄作用が求められる。 saiban

このようは悲劇が起こった背景には理学療法士独特の気質や文化があると考えられる。

理学療法士は実習生に厳しく、理学療法士の同業者には緩い傾向が強い。

実習生には大変厳しく批評し、指導するのに、理学療法士同士ではお互いの批判や非難をすることを避ける理学療法士が多い。

同業者に対して、甘い態度で接するのは理学療法士自らの保身以外何物でもない。

他人を批判すれば、自分も批判される。 自分へ批判を避けるためには、他人を批判することを避ける。

しかし、自分を批判することのない実習生は批判の対象となる。

これでは、弱い者いじめではないか?

理学療法士の保身の精神は、リハビリテーションの質の向上を妨げているだけでなく、日本のリハビリテーションを支える理学療法士の後輩達にも大きな不利益を与えている。

実習生に対するパワーハラスメントは当然、慎むべき行為である。

一方で、リハビリテーションの質を良くするために、実習生だけでなく、同業者の理学療法士に対しても建設的な議論を展開するべきである。

今回の裁判から理学療法士は大きな教訓を学ぶべきである。

学生にも同業者にもリハビリテーションの質を良くする姿勢で接する。

こんな当たり前のことができない理学療法士は要らない。

投稿者
高木綾一

株式会社WorkShift 代表取締役
あずま整形外科リハビリテーションクリニック
国家資格キャリアコンサルタント
リハビリテーション部門コンサルタント
医療・介護コンサルタント
理学療法士
認定理学療法士(管理・運営)(脳卒中)
呼吸療法認定士
修士(学術/MA)(経営管理学/MBA)
関西医療大学保健医療学部 客員准教授

運は100%実力であることをセラピストは知らなければならない

SNSの普及によりセラピストの活躍が手に取るようにわかる時代になった。

沢山の若くして成功しているセラピストが日々、SNSで近況を報告している。

人間は他人の成功を目の当たりにすると、妬みを感じるものである。

「あいつは運が良い」
「あいつは○○先生に目をかけてもらっているだけ」
「あいつは最初の職場でチャンスをもらえただけ」
などの妬み文句を言うセラピストは多い。

しかし、これらの妬み文句はすべて的外れである。

実力がなければ、目の前に運があっても運をつかめない。

実力がなければ、○○先生にも目をかけてもらえない。

実力がなければ、職場でチャンスすらもらえない。

要するに、成功する人間は実力があるということである。

実力があればあるほど、社会にはその人が活躍できる機会を与える。

つまり、「活躍できる機会の発生頻度が高い=運がある」ということである。

まさに、運は実力のうちである。

セラピストとして自分の境遇や運のなさを嘆くのは本末転倒である。

自分の実力が不足していることに嘆くべきである。

他人の成功や成功者を取り囲む環境をうらやましいと思う暇があれば、実力を高める努力を行うべき。

セラピスト過剰供給時代に生き残るためには、ひたすら実力を高めるというシンプルな原則を守ることである。

投稿者
高木綾一

株式会社WorkShift 代表取締役
あずま整形外科リハビリテーションクリニック
国家資格キャリアコンサルタント
リハビリテーション部門コンサルタント
医療・介護コンサルタント
理学療法士
認定理学療法士(管理・運営)(脳卒中)
呼吸療法認定士
修士(学術/MA)(経営管理学/MBA)
関西医療大学保健医療学部 客員准教授

資格取得戦略1 基本スペックを上げる資格取得が最優先

世の中は数多くの資格が存在する。

多くの資格を取得することや、合格のハードルが高い資格を取得することが重要だと考えているセラピストは多い。

しかし、実は、多くの資格や難易度の高い資格を取得することは、理学療法士・作業療法士・言語聴覚士のキャリアの発展には直結しない。

資格取得の目的は、「資格取得により自分の価値観を満たしていくための働き方を実現する」ことである。

どのようにすれば、自分の価値観を満たしていくことができるだろうか?

最初に必要なことは「社会から必要とされる人材になる」ことである。

まず初めに、理学療法士・作業療法士・言語聴覚士として社会から必要とされる人材となり、社会のニーズを満たすことが重要である。

理学療法士・作業療法士・言語聴覚士として社会のニーズを満たすことができなければ、自分の価値観を満たしていく行動に対して、社会は厳しい視線を送る。

つまり、理学療法士・作業療法士・言語聴覚士として基本スペックが重要となってくる。

理学療法士・作業療法士・言語聴覚士としての基本スペックが備わっているからこそ、社会はあなたの価値観を認め、それを応援してくれる。

理学療法士・作業療法士・言語聴覚士なのに、治療効果が出せない、リスク管理ができない、専門性がない、リハビリテーションに関して議論できない、チーム医療が実践できないセラピストに対し、社会はそのセラピストの価値観を満たす言動を応援などするはずもない。 369037 基本スペックを上げるためには、 理学療法・作業療法・言語聴覚療法に関する学会や団体が認定している資格の取得 理学療法・作業療法・言語聴覚療法に関する学会発表や論文投稿 などの行動が重要である。

これらの行動を通じて得られる知識や経験は確実に理学療法士・作業療法士・言語聴覚士としての基本スペックを向上させてくれるだろう。

キャリア・デザインを意識した資格習得戦略では、第一に理学療法士・作業療法士・言語聴覚士としての基本スペックを上げることを最優先事項として取り組むことが求められる。

 

投稿者
高木綾一

株式会社WorkShift 代表取締役
あずま整形外科リハビリテーションクリニック
国家資格キャリアコンサルタント
リハビリテーション部門コンサルタント
医療・介護コンサルタント
理学療法士
認定理学療法士(管理・運営)(脳卒中)
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修士(学術/MA)(経営管理学/MBA)
関西医療大学保健医療学部 客員准教授

心地よい仕事ばかりしているとセラピストとしての成長は望めない

人の成長は今まで以上に労力と時間をかけなければ、達成することが出来ない課題や作業をしている時に生じる。

自分が出来ることの先にある「少ししんどい仕事」に挑戦しなければ、成長することはできない。

しかし、人間は出来るだけ変化のない状態を好む。

これを現状維持バイアスという。

現状維持バイアスとは、
変化よりも現状維持することを望む心理作用である。

変化することで利益を得られる可能性があるのに、変化を恐れて行動を起こすことができないのは人間が持つ心理的特徴である。

また、心理的負担のない課題や作業は自分にとって非常に居心地が良い気持ちになる。

このような心理的負担のない状況をコンフォートゾーンという。

つまり、人間は自分の成長を妨げる心理である現状維持バイアスを持っており、かつ、コンフォートゾーンが大好きなのである。

理学療法士・作業療法士・言語聴覚士の方で何年たっても成長をしていない人に出会う。

そのような方は総じて、日々の仕事内容の量も質も変わっていない。

彼らはとにかく成長をしたくないのだ。

なぜならば、現状維持とコンフォートゾーンの中毒になっているからだ。

読者のみなさんは今、コンフォートゾーンにいますか?

コンフォートゾーンではなく、少し居心地の悪い状況にいる方は喜んでも良い。

それは成長ができる空間であるからだ。

投稿者
高木綾一

株式会社WorkShift 代表取締役
あずま整形外科リハビリテーションクリニック
国家資格キャリアコンサルタント
リハビリテーション部門コンサルタント
医療・介護コンサルタント
理学療法士
認定理学療法士(管理・運営)(脳卒中)
呼吸療法認定士
修士(学術/MA)(経営管理学/MBA)
関西医療大学保健医療学部 客員准教授