医療介護業界における働き方の選択肢が増えている。
国内では医療・介護施設の機能分担が進んでおり、施設に求められる能力も明確になってきた。
各医療機関や介護事業所は今より一層の企業努力がなければ、国内の競争においても負けてしまう。
確かに高齢者の人口は増えているが、その分に比例して医療介護事業所が増えている。
よほど、差別化された隙間市場を開拓しない限り、血みどろの戦いすなわち、レットオーシャン市場での争いを覚悟しなけれならない。
一方で、近年、海外においても日本の医療ビジネスの輸出が開始された。
介護、医療が海外に輸出されることは国益から考えてみても重要であるが、この流れに今の医療介護従事者はついていけるのだろうか?
語学の問題だけでなく、保守的な日本の市場で育ってきた医療介護従事者が海外事業に関わるのは難しい。
海外事業に関わるのは並の努力では無理であり、今まで以上に医療介護の知識、技術そして語学やビジネススキルを磨く必要がある。
地域包括ケアシステムのカタチも少しづつ見えてきた。
地域における各職種の役割
各職種における成功のモデルケース
などが、徐々に明確化されている。
国内市場や海外市場の変化は、働き方の選択肢を明らかに増やしている。
働き方を選択するために必要な判断材料はそろってきた。
しかし、判断ではだめで、決断ができるかどうか?
最も酷いのは、判断もしない思考停止状態である。
いずれにしても、働き方の選択が、医療・介護従事者にとって必要な能力となる時代がすでに到来している。
読者の方は、働き方について、決断していますか?判断していますか?それとも、思考停止ですか?